初診時の状態
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この子は、2ヶ月の柴犬です。立つことができないとのことで来院されました。身体検査では、完全に足が外側に反り返ってしまっていました。触診とレントゲン写真より、膝蓋骨(膝のお皿)外方脱臼による障害と診断されました。
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手術中写真
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このようなケースでは、成長に伴い、足の変形が進行してしまうと治療は著しく困難となります。よって、生後2ヶ月で両足手術を行いました。膝の関節面は非常に平らで膝のお皿が外れやすい状態となっていたため、溝を掘ってお皿を留める処置と、外側にお皿が外れないようにネジを一時的にいれて固定させる方法をとりました。
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術前と術後の外見とレントゲン写真
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手術後は非常に良好となり、2日目で立てるようになりました。外見は足がまっすぐになり、レントゲン所見でもきちんと膝のお皿が元に戻っております。
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術後経過
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手術後は、運動制限が難しいほどよく動いてしまい、私としては、はらはらどきどきだったのですが、経過は非常に良好で、現在はまったく歩行に問題ありません。もし、このような病気でお困りの方がいらっしゃいましたら御連絡くださいね。
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実際の患者さんからの声
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実際の患者さんからのおはがきです。今は非常に経過がよさそうですね。
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