四肢骨の解剖学図
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通常骨折は手足が多いので、それぞれの名称を示した解剖図を記してあります。下記を見るときのご参考にしてみてくださいね。
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猫の脛骨骨折(自然治癒例)
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この子は、7歳の雑種猫です。慢性腎不全治療中(BUN179・Cre8.1)に骨折してしまいました。幸い開放性(皮膚が切れていない)ではなく、腓骨が正常のままでしたので、御希望もあり、このままの状態で経過観察していました。腎臓に障害がある子では、骨折治癒が非常に悪いのですが、この子は非常に良好で、ほぼ治ってしまいました。当病院は、外科が得意な病院と思われているようですが、このように経過観察で様子を見るケースも多々ありますね。
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脛骨成長板骨折での複合治療
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5ヶ月齢のトイプードルです。左足がおかしいとのことで来院されました。この場所の骨折は、複数の治療を組み合わせて行うことがいいと思い、上記のようにピンと創外固定法を同時に行いました。経過は非常に良好で約1ヶ月ですべて除去できました。現在も非常に経過良好ですね。
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足根関節踵骨のスラブ状骨折
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この子は3歳のミニダックスです。1ヶ月前に台から落ちてから足をうまくつかないとのことで来院されました。レントゲンで足根関節の一部が骨折していました。術後は経過良好で、1ヶ月も経過すると、まったく問題なく歩けるようになったとのことでした。
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トウ骨遠位端骨折の治療例1
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この子は、1歳のポメラニアンです。階段から落っこちて足を上げているとのことで来院されました。小型犬でこの部位の骨折は癒合が非常に悪いケースもありますので、要注意の手術です。幸い3.8mmのプレートと、1.5mmのネジ(おそらく一番小さいプレートとネジです)でうまく癒合してくれました。
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トウ骨遠位端骨折の治療例2
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この子は、1歳のトイプードルです。この場合も非常に厄介な骨折ですが、プレートがうまくはまらなかったので、ピンで固定いたしました。細いピンを骨の中に2本入れて固定し、1ヵ月後に1本抜き、2ヵ月後にもう1本抜くという段階を踏んで治療を行いました。
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トウ骨遠位端骨折の治療例3
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骨折しているかも・・・という主訴で来院された6ヶ月のプードルとヨーキーのミックス犬です。足は挙上しており、レントゲンでは完全に骨折していました。プレート装着後は非常に元気になり、ちょっと心配でしたが無事治癒しました。
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大腿骨遠位端(心臓から遠いということです)骨折
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この子は2才の柴犬です。交通事故翌日に来院し、手術を行いました。骨折が約2ヶ月で完治したためピンを抜いて終了です。今はまったく歩き方に問題はないとのことです。
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大腿骨遠位成長板骨折
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この子は2才のミニダックスです。交通事故で来院され、このような状態となっていました。ピンとワイヤーで整復し、約2ヵ月半後骨折は治癒されていましたので、ピンを抜きました。その後は通常通りの歩行とのことです。
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