肝臓原発の悪性リンパ腫
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この子は、5歳のウェルシュコーギーです。数日前より吐くとのことで来院されました。血液検査で肝臓の数値が異常に高いため、点滴で様子を見ていたのですが、改善が思わしくないため、試験開腹を行いました。肝臓は大きくなって色が通常よりも赤褐色です。一部を検査したところ悪性リンパ腫と出ました。今は抗がん剤で良好に推移してくれています。
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肝臓原発の悪性リンパ腫の患者さんからの声
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上記の患者さんからの声です。一時は非常に状態がよかったのですが、抗がん剤投与から約半年後、リンパ腫の再燃が認められました。各種治療を行ったのですが、残念ながら他界されました。ご冥福をお祈りいたします。
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先天性多発性門脈シャント
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この子は、9ヶ月のパピヨンです。皮膚病治療中に痙攣を起こすようになり、各種検査から門脈シャントが疑われたため、試験開腹を行いました。門脈造影で、複数のシャント血管があり、同時に肉眼所見でも多数認められたため、手術不適応と判断しました。残念ながら、手術後も痙攣発作が続き、死亡してしまいました。おそらく肝臓の低形成もあったものと推測しています。
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肝炎
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この子は、8ヶ月の雑種猫です。避妊目的で血液検査を行ったところ、各種検査より門脈シャントが疑われたため、避妊+試験開腹を行いました。門脈造影では正常でしたが、肝臓は小さく表面が丸みを帯びていました。肝臓の一部を病理組織検査したところ、肝炎と診断されました。術後に肝臓の治療を行ったところ、今ではまったく問題なく元気に生活しています。
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