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このページは、出血が止まりにくい症例に関する報告です。
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手術5時間後〜2日目の所見
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この症例は腫瘍の項目でも、記載している子ですが、膀胱の結石と腫瘍を摘出した後、手術部位から出血斑が広がっていった症例です。手術は問題なく終わったのですが、切開部周囲から皮膚の下に出血がどんどん広がってきました。この時点で緊急輸血を行っています。
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手術3日目〜5日目の所見
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輸血を行っていても、しばらく出血斑が治まる様子はありませんでしたが、血液検査にて貧血などは認められなかったことから、この時点では様子を見ていました。
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手術6日目〜14日目の所見
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ここまできて、ようやく出血斑が少なくなってきて、14日目にはまったくなくなっていました。凝固系の検査でvWFが40%(通常70〜180%)とのことから、VWF欠損病の可能性が示唆されましたが、確定診断が得られませんでした。一般の方がこのようなケースに遭遇することは極めてまれとは思いますが(私自身もあまりありませんからね)、もし、このようにどんどん出血斑が広がるケースに遭遇しましたら、すぐに病院にご連絡くださいね。
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