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症例1 犬前立腺悪性上皮系腫瘍の治療例
この子は、9歳去勢済の
ミニダックスです。
血尿が出るということで
来院されました。
触診にて前立腺が腫れていましたので、下記レントゲンにて確認いたしました。
明らかに通常より大きくなっていることがわかります。
去勢済で前立腺が腫れている症例は、前立腺腫瘍を第一に考えます。
治療前レントゲン
前立腺の腫大
各種検査にて、明らかに悪性腫瘍が疑われましたので、Tru−cutにて組織生検を行いました。
病理組織検査所見(Tru−cut生検)
弱拡大像
強拡大像
管腔様構造、小葉構造が認められ、 上皮性腫瘍の特徴 前立腺癌・移行上皮癌の可能性
腺腔構造形成部位、
単層に配列する立方上皮の
形態を呈する腫瘍細胞
この部位は移行上皮に類似して
おり、移行上皮癌の印象を受ける 部位の
方が多く認められる 異型性、核分裂像、配列の乱れ
などから悪性に分類
検査結果より、前立腺悪性腫瘍の可能性が高いと判断し治療を開始しました。
犬前立腺がんの予後は非常に悪く、無治療なら平均生存期間約1か月・
放射線療法で生存期間中央値約4か月・免疫療法にて6.9か月といわれています。
当院では、治療内容として
1:酸化療法(血液クレンジング・フォトセラピー)
2:アミグダリンを使用したインスリン増感療法
3:高濃度ビタミンC点滴療法を行いました。
以下が、治療前後の静脈血色ですが、明らかに酸素化されていることがわかりますね。
治療前静脈血色(採血直後)
酸化療法後の静脈血色(採血直後)
治療前
治療約2か月後
酸化治療後は、徐々に腫瘍が小さくなり2か月後にはかなり縮小いたしました。
その後は、高気圧酸素療法も併用して治療しておりました。
腫瘍確認時より15か月間元気に生存してくれておりました。
このような腫瘍でお困りの方は、一度ご相談くださいね。
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